育児休業3年化と待機児童問題に関する意識調査

  • 2013年7月29日
  • 育児・教育

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  1. 待機児童ゼロの実現を期待する?

7. 待機児童ゼロの実現を期待する? 調査結果

  • 「2017年度末までに待機児童ゼロ」に期待 未就学児のママの4人に3人
  • 未就学児のママの4人に3人が待機児童ゼロの実現で「社会で活躍する女性が増える」と期待
  • 「保育士不足からの事故増加」や「保育士の質の低下」を懸念 3人に2人

安倍政権は「2017年度末までに待機児童ゼロ」を打ち出しましたが、この施策について未就学児のママはどのように考えているのでしょうか。全回答者(1,000名)に対して、「2017年度末までに待機児童ゼロ」に関する様々な意見を挙げ、それらに対する考えを聞きました。
まず、【この施策の実現を期待する】については『そう思う』(「とてもそう思う」と「ややそう思う」の合計、以下同様)は75.6%となり、未就学児のママの4人に3人が「2017年度末までに待機児童ゼロ」に期待を寄せているとの結果となりました。また、【社会で活躍する女性が増える】は74.7%となり、待機児童の解消は女性の社会進出につながると考えている人が7割超となっています。【少子化問題が改善される】と【経済成長が促進される】については、『そう思う』が共に4割台(46.3%、44.7%)となり、少子化対策や経済成長促進に直接的な効果が生まれるかどうかについては、意見が分かれる結果となりました。

「2017年度末までに待機児童ゼロ」についてどのように思うか(単一回答形式)

続いて、全回答者(1,000名)に対して、「2017年度末までに待機児童ゼロ」施策について心配することを聞いたところ、「保育士不足からの事故増加」(67.7%)、「保育士の質の低下」(67.1%)が挙がりました。次いで、「保育環境の悪化」(57.1%)、「長時間預けられる子どもの増加」(42.0%)となっています。待機児童解消のために、保育所の新設や保育士の確保が急務となっていますが、保育に関する質的な維持への配慮も強く求められている実態がうかがえる結果となりました。

「2017年度末までに待機児童ゼロ」施策について心配すること(複数回答形式)

  • 「社会で活躍する女性」のイメージに合う憧れのママタレント 1位「江角マキコさん」

全回答者(1,000名)に対して、「社会で活躍する女性」のイメージに合う、憧れのママタレントを聞いたところ、1位は『ショムニ2013』で主演の「江角マキコさん」となり、2位は「北斗晶さん」、3位は「松嶋菜々子さん」と続きました。年代別では、20代が選ぶ1位は「辻希美さん」、30代が選ぶ1位は「江角マキコさん」となっています。

『社会で活躍する女性』のイメージに合う、憧れのママタレント(自由回答形式)

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