イマドキのパパ・ママのくらしと子育てに関する調査2018
- 2018年7月11日
- 育児・教育
INDEX
- 子育てに関する意識
2. 子育てに関する意識 調査結果
- パパ・ママの3人に2人が「子育てが楽しい」と回答
- 子育てに自信はある?パパは"得意"、ママは"自信なし"が多い傾向
- パパはイクメン?パパの4割強が自分はイクメンと回答、ママの4割半がパートナーをイクメン認定
全国の中学生以下の子どもがいる20歳~49歳のパパ・ママ1,000名(全回答者)に、子育てに対してどのように感じているのかを探るため、子育てに対する意識や考えを提示し、自身にどのくらいあてはまるか聞きました。
まず、【子育てが楽しい】についてみると、『あてはまる(計)』(「とても」と「やや」の合計、以下同様)は66.0%、『あてはまらない(計)』(「あまり」と「全く」の合計、以下同様)は7.6%でした。子育てが楽しいという人が3人に2人の割合となっており、イマドキのパパ・ママには、子育てを楽しんでいる人が多いようです。
次に、【自分は子育てが得意だと思う】では、『あてはまる(計)』は25.0%、『あてはまらない(計)』は32.2%でした。子育てを得意だと思っているパパ・ママより、自信がないパパ・ママのほうが多いようです。男女別にみると、男性では、『あてはまる(計)』は29.6%、『あてはまらない(計)』は22.8%となり、子育てが得意だと思っている人のほうが多くなりましたが、女性では、『あてはまる(計)』は20.4%、『あてはまらない(計)』は41.6%となり、子育てに自信をもてない人のほうが多くなりました。子育てに自信がないというママは少なくないようです。
また、自分はイクメンだと思うか、夫はイクメンだと思うかを聞いた【パパは積極的に子育てに参加している"イクメン"だと思う】についてみると、男性では、『あてはまる(計)』は42.2%、『あてはまらない(計)』は22.4%となり、"イクメン"を自認しているパパが多いことがわかりました。では、女性はどのように思っているのでしょうか。女性では、『あてはまる(計)』が46.0%、『あてはまらない(計)』が24.4%となり、夫のイクメンぶりを評価しているママが多い結果となりました。パパの自己評価は、あながち間違ってはいないようです。
子育てに関する意識[各単一回答形式]
- 「仕事と育児の両立ができている」パパ4割強、ママ6割弱
- 「子育てのしやすさ」を評価 1位「関東」2位「九州・沖縄」3位「近畿」
続いて、仕事をしている人(739名)に、仕事と子育ての両立について聞いたところ、【仕事と子育てが両立できている】では、『あてはまる(計)』は47.3%、『あてはまらない(計)』は13.9%でした。仕事と子育ての両立ができているというパパ・ママが多いようです。男女別にみると、『あてはまる(計)』は、男性では42.1%、女性では57.9%となり、仕事と子育てが両立できている働くママは6割弱でした。
子育てに関する意識[単一回答形式]
- *対象:有職者
また、全回答者(1,000名)に、住んでいる地域の子育てのしやすさについて聞いたところ、【自分が住んでいる地域は子育てがしやすいと思う】では、『あてはまる(計)』は54.0%、『あてはまらない(計)』は8.4%となり、半数以上のパパ・ママが自分の地域を子育てしやすいと回答しました。
地域別にみると、『あてはまる(計)』が最も高かったのは関東地方で58.1%、僅差で、九州・沖縄地方(57.4%)と近畿地方(56.0%)が続きました。他方、『あてはまる(計)』が最も低かったのは北陸・甲信越地方で39.1%でした。
自分が住んでいる地域は子育てがしやすいと思う[単一回答形式]
- 子どもの学歴に対する意識「子どもには高学歴になってほしい」パパ・ママの半数近く
- 子どもの進路決定 パパは「子どもの自主性を尊重したい」、ママは「積極的に関わりたい」が多数派に
続いて、全回答者(1,000名)に、子育てに関する意識について、【P】と【Q】の2つの意見を提示し、自身の考えがどちらに近いか質問しました。
まず、子どもの学歴について≪【P】子どもには高学歴になってほしい【Q】子どもの学歴にはこだわらない≫のどちらに近いか聞いたところ、『子どもには高学歴になってほしい』(「とても」「やや」の合計、以下同じ)は48.1%、『子どもの学歴にはこだわらない』は22.9%となり、高学歴になってほしいと考えるパパ・ママが半数近くとなりました。男女別にみると、『子どもには高学歴になってほしい』は、男性では45.4%、女性では50.8%で、ママのほうが子どもの進路に対して高学歴志向であることがわかりました。
次に、子どもの習い事や進路などの決定について≪【P】親として積極的に関わりたい【Q】子どもの自主性を尊重したい≫のどちらに近いか聞いたところ、『親として積極的に関わりたい』が34.1%、『子どもの自主性を尊重したい』が34.0%となり、両者が拮抗する結果となりました。男女別にみると、男性では『子どもの自主性を尊重したい』が33.6%で多数派になったのに対し、女性では『親として積極的に関わりたい』が39.2%で多数派となりました。
子どもの学歴について、自身の考えはPとQのどちらに近いか[各単一回答形式]
- 勉強か部活か、どちらを頑張ってほしい?パパもママも「部活より勉強に力を入れてほしい」が多数派
- 子どもの学習指導は、「先生任せ」より「親もしっかり行いたい」と考えるパパ・ママが多い傾向
- 得意を伸ばすか、苦手克服か?半数以上のパパ・ママが選んだのは「得意なことを伸ばしてほしい」
勉強と部活について≪【P】部活・クラブ活動より勉強に力を入れてほしい【Q】勉強より部活・クラブ活動に力を入れてほしい≫のどちらに近いか聞いたところ、『部活・クラブ活動より勉強に力を入れてほしい』は32.1%、『勉強より部活・クラブ活動に力を入れてほしい』は14.4%で、部活やクラブ活動より勉強に力を入れてほしいと考える親が多数派となりました。
また、子どもの学習指導について≪【P】先生に任せたい【Q】親も家庭でしっかり行いたい≫のどちらに近いか聞いたところ、『先生に任せたい』は26.0%、『親も家庭でしっかり行いたい』は33.3%となり、親もしっかり学習指導に携わりたいというパパ・ママが多数派となりました。
さらに、子どもに力を入れてほしいことについて≪【P】得意なことを伸ばしてほしい【Q】苦手なことを克服してほしい≫のどちらに近いかを聞いたところ、『得意なことを伸ばしてほしい』は51.4%、『苦手なことを克服してほしい』は15.8%となりました。苦手なことを克服するより、得意なことをどんどん伸ばしてほしいと考えるパパ・ママが多いことがわかりました。
子育てに関する意識について、自身の考えはPとQのどちらに近いか[各単一回答形式]
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