若手とベテランの仕事に関する意識調査2017
- 2017年7月5日
- ビジネス
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- 若手とベテランの"すごい"ところ・"足りない"ところ
6. 若手とベテランの"すごい"ところ・"足りない"ところ 調査結果
- 若手が感じる、職場のベテランの"すごい"ところ 3位「人脈」2位「社内での立ち回りの上手さ」、1位は?
- 若手は「伝えるコツ」が掴めず苦労しがち?若手がベテランに足りないと思う能力1位は「気持ちを察する力」
若手とベテランはお互いをどのように評価しているのでしょうか。若手(500名)に、職場のベテランの「すごい」と思う能力は何か聞いたところ、「業務知識・能力」が58.8%で最も高く、次いで、「社内での立ち回りの上手さ」36.0%、「人脈(顔の広さ)」34.2%、「顧客との駆け引きの上手さ」26.0%、「適切な言葉や表現を用いて、過不足なく情報を伝達できる力」25.4%が続きました。1位の「業務知識・能力」は6割弱の若手が回答しており、職場のベテランが持つ業務知識・能力を高く評価している若手が多い様子が窺えます。社内だけでなく、社外でのコミュニケーションも上手くとれているベテランをすごいと思う若手が多いことがわかる結果となりました。
では、若手がベテランに不足していると思うものはあるのでしょうか。職場のベテランに「足りない」と思う能力は何か聞いたところ、「気持ちを察する力」が19.2%で最も高く、次いで、「カリスマ性(一目をおかれる存在)」11.4%、「適切な言葉や表現を用いて、過不足なく情報を伝達できる力」11.2%、「社内での立ち回りの上手さ」と「失敗をリカバリーする力」がともに10.8%で続きました。若手とベテランでは、社会人としての経験値が異なり、人によっては親と子の年齢くらい離れていることもあるため、自分の気持ちを察してもらえないと感じてしまう若手も少なくないのかもしれません。また、コミュニケーションが不足していることで、自分の気持ちがわかってもらえていないと感じている若手もいるのではないでしょうか。
職場のベテランの「すごい」と思う能力/「足りない」と思う能力[各複数回答形式]
- *対象:若手(n=500)
- *各上位10項目を表示
- 最近の若手のここが"すごい" 1位は「自分の意見を言えること」、「吸収力」や「責任感」も上位に
- 職場の若手に身につけてほしいこと 1位「業務知識・能力」2位「伝える力」3位「立ち回りの上手さ」
一方、ベテランは若手のことをどのように評価しているのでしょうか。ベテラン(500名)に、職場の若手の「すごい」と思うことを聞いたところ、「自分の意見を言える・通す力」が10.4%で最も高く、次いで、「業務知識・能力」10.0%、「様々なものから学びとることのできる吸収力」9.6%、「社内での立ち回りの上手さ」9.4%、「責任感(最後までやり遂げようとする意思)」9.2%が続きました。社会人歴が5年未満の若手であっても、吸収力の高さや責任感の強さがあったり、自分の意見を言うことができていたりすると、ベテランの目にもとまりやすく、"すごい"若手だと感じてもらえるようです。
また、職場の若手に「足りない」と思うことは何か聞いたところ、「業務知識・能力」が26.6%で最も高く、次いで、「適切な言葉や表現を用いて、過不足なく情報を伝達する力」20.8%、「社内での立ち回りの上手さ」18.2%、「何が課題なのかを正しく把握する力」17.2%、「気持ちを察する力」17.0%が続きました。社会人歴が浅いということがあるためか、ベテランの4人に1人以上が若手に「業務知識・能力」が足りていないと感じているようです。
職場の若手の「すごい」と思うこと/「足りない」と思うこと[各複数回答形式]
- *対象:ベテラン(n=500)
- *各上位10項目を表示
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