家族の絆と老後の生活に関する意識調査2014
- 2014年11月11日
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- 親子の会話について
5. 親子の会話について 調査結果
- 親とよく会話している 男性4割、女性6割半
- 子どもとよく会話している 男性6割半、女性8割半
- 親との会話のネタがなくて困る 男性の約3人に1人
自分がしている親孝行のトップは「親の話をきく」となり、また、自分が子どもに望む親孝行でも上位に「自分の話をしてくれる」、「話をきいてくれる」が挙がりました。親子の会話は親孝行にとって重要な要素となっているようです。
そこで、親子の会話状況について聞きました。
まず、全回答者(1,000名)に、親や子どもと会話しているか聞いたところ、《自分は(自身の)親とよく会話している》の同意率は53.5%、《自分は子どもとよく会話している》では74.1%となりました。
男女別にみると、親、子どものどちらとも女性のほうがよく会話しているようで、親とよく会話しているのは男性41.0%、女性66.0%、子どもとよく会話しているのは男性64.0%、女性84.2%と、どちらも20ポイント以上女性のほうが高くなりました。
親や子どもと会話しているか(各単一回答形式)
次に、親や子どもとの会話のネタについて困ることがあるか聞いたところ、《(自身の)親との会話のネタがなくて困ることがある》の同意率は31.1%、《子どもとの会話のネタがなくて困ることがある》は19.4%となりました。
男女別にみると、会話のネタに困っている割合は男性のほうが高く、親との会話のネタに困っているのは男性36.8%、女性25.4%、子どもとの会話のネタに困っている割合は男性27.4%、女性11.4%となりました。
親や子どもとの会話のネタについて困ることがあるか(各単一回答形式)
- 親との会話内容「日常の出来事」が約9割、「親の将来」については約1割にとどまる
- 子どもとの会話内容「日常の出来事」に続き、「テレビ番組・映画」が2位で半数超に
それでは、親や子どもとよく会話している人は、どのような話をしているのでしょうか。
まず、親とよく会話をしている535名に、日頃、親とどのような話題で会話をしているか聞いたところ、「日常の出来事」92.3%が最も多く、「子ども(親からみた孫)の将来」44.3%、「親戚関係」35.9%、「事件や事故」34.4%、「テレビ番組・映画」29.2%が続きました。日常の出来事に続いて多かったのは、子どもや親戚の話題で、家族や親戚の話題が多い様子が窺えた一方、「親(子からみた祖父祖母)の将来」については、11.6%と約1割にとどまる結果となりました。
日頃、(自身の)親とは、どのような話題で会話をしているか(複数回答形式)
- *対象:親とよく会話をしている人
次に、子どもとよく会話をしている741名に、日頃、子どもとどのような話題で会話をしているか聞いたところ、「日常の出来事」91.6%が最も多く、「テレビ番組・映画」55.1%、「趣味」39.1%、「事件や事故」35.2%、「旅行やレジャー」32.9%が続きました。
親や子どもとの会話のネタに困っているという人もみられましたが、親や子どもとよく会話している人の話題のトップは、どちらも「日常の出来事」でした。その日あったことなどを話しているうちに、話題が広がっていくこともあるのではないでしょうか。会話のネタに困ったときほど、その日の出来事を話題にしてみるのもいいかもしれません。
日頃、子どもとは、どのような話題で会話をしているか(複数回答形式)
- *対象:子どもとよく会話をしている人
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