イマドキ女子の結婚と結婚式に関する意識調査2016
- 2016年4月1日
- 恋愛・婚活
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- イマドキの結婚式の"希望"と"実態"
1. イマドキの結婚式の"希望"と"実態" 調査結果
イマドキの女性は、結婚式にどのような思いを抱いているのでしょうか。また、結婚式には、どのくらいのお金がかかるものなのでしょうか。それらを探るため、20~39歳の結婚願望のある未婚女性500名、および、20~39歳の既婚女性500名、合計1,000名を対象として、「イマドキの女子の結婚と結婚式に関する意識調査」を行いました。
- 多様化する結婚式「レストランウェディングを希望」2割半、「リゾートウェディングを希望」は3割半
- イマドキの女子の結婚式の希望「ジミ婚を希望」4割、「ナシ婚を希望」2割、「フォト婚を希望」3割強
- ジミ婚やナシ婚を希望する理由
「費用を新生活に充てたいから」が最多、「大勢に囲まれるイベントが苦手」の声も
全回答者(1,000名)に、希望する、または希望していた結婚式(挙式・披露宴)のスタイルについて聞いたところ、「ホテルウェディング(※)ホテルで結婚式を行うスタイル」については、「希望している/していた」が41.8%、「希望していない/していなかった」が56.0%となりました。そのほかの結婚式スタイルについて、「希望している/していた」の割合をみると、「レストランウェディング(※)レストランを貸しきって結婚式を行うスタイル」は26.3%、「国内リゾートウェディング(※)国内のリゾート地で結婚式を行うスタイル」は34.0%、「海外リゾートウェディング(※)海外のリゾート地で結婚式を行うスタイル」は33.9%となりました。ホテルで行う結婚式のほかにも、海外・国内のリゾート地で行う結婚式、レストランで行う結婚式なども人気のようで、イマドキの女性が希望する結婚式のスタイルが多様化していることがうかがえました。
年代別にみると、20代は「ホテルウェディング」を「希望している/していた」が44.8%となり、30代(38.8%)と比べるとより高くなりました。イマドキの20代女性は、ホテルで行う結婚式に憧れているようです。
希望する、または希望していた結婚式(挙式・披露宴)のスタイル[各単一回答形式]
また、昨今では、結婚式の一部や全てを省略する、様々な"省略婚"も話題になっています。これらについても同様に質問をしたところ、「ジミ婚(※)結婚式を小規模にする、または一部を省略するスタイル」を「希望している/していた」は38.7%、「ナシ婚(※)入籍のみで、結婚式を行わないスタイル」は21.0%、「フォト婚(※)結婚式を行わず、写真撮影だけのスタイル」は32.3%となりました。省略婚を希望する女性も少なくないことがわかります。
年収別(※既婚者は結婚当時の個人年収、未婚者は現在の個人年収)にみると、「ナシ婚」を「希望している/していた」は年収100万円未満の層で27.6%、年収100万円台の層で26.6%、「フォト婚」では、年収100万円未満の層で36.2%、年収100万円台の層で40.2%となり、そのほかの年収層に比べて高くなりました。年収200万円未満の層で、ナシ婚やフォト婚を希望する方が多いことがわかります。一方、「ジミ婚」を「希望している/していた」は、年収100万円未満の層で38.6%、対して、年収400万円以上の層で42.0%となり、年収が高い層だからといって、希望する方が少なくなる傾向とはいえませんでした。
希望する、または希望していた結婚式(挙式・披露宴)のスタイル[各単一回答形式]
そこで、いずれかの省略婚を希望している/していた方(575名)に対し、省略婚を希望している/していた理由を聞いたところ、「コスト(お金や手間)を新生活の準備に充てたい」が67.1%で最も高く、次いで、「大規模な(大勢に囲まれる)イベントが苦手」(48.7%)や、「準備が大変そう」(45.6%)、「かける資金がもったいない」(39.7%)、「小規模な(親族だけや親しい友人だけの)イベントが気楽」と「呼べる/呼びたい人が少ない」(ともに38.1%)が上位5位の回答として続きました。やはり、金銭的な事情を背景にした意見が散見されますが、大規模なイベントを開くことの煩わしさや小規模なイベントの気楽さなども理由として挙げられています。定番のスタイルや規模の大きさなどにとらわれず、好みに合った結婚式を挙げたい、との思いが、省略婚を希望する要因となっていることがうかがえる結果となりました。
省略婚を希望している/していた理由[複数回答形式]
- *対象:いずれかの省略婚を希望している/していた方
- *上位10位までを抜粋
- 希望者の4割がナシ婚を実現
- イマドキの夫婦「結納」実施率は2割弱、「正式結納」の実施率は1割にも満たず
- 日々の貯蓄をしっかり行わないと、ハネムーンに行けないことがある?
イマドキの結婚式では、どのような催しが行われているのでしょうか。既婚者(500名)に、結婚式で行った(または、行う予定の)催しは何か聞いたところ、「挙式+披露宴」が49.8%、「親族の食事会のみ」が13.8%、「いずれもなし」が23.0%となりました。
省略婚の希望状況別にみると、ナシ婚やフォト婚といった、結婚式自体の省略を希望していた方で、「挙式+披露宴」を行った割合は2割(ナシ婚希望者19.6%、フォト婚希望者20.6%)、「いずれもなし」は4割前後(ナシ婚希望者42.2%、フォト婚希望者38.8%)となりました。4割は希望通りにナシ婚を実現できたようですが、新郎や両家ご両親の希望が優先されたためか、"挙式も披露宴もナシ"という希望が実現しないケースもあるようです。
結婚式で行った(または、行う予定の)催し[単一回答形式]
- *対象:既婚者
また、結納で行った(または、行う予定の)催しについても同様に質問したところ、「正式結納(仲人が両家を行き来する)」が2.6%、「略式結納(両家が一箇所に集まる)」が15.4%となり、結納の実施率はこれらを合計した18.0%となりました。また、「結納はせず、顔合わせ食事会のみ」が65.4%、「どちらもなし」が16.6%となっています。イマドキは、顔合わせの食事会を結納に代えて行うことが多いようです。
年代別にみると、20代は結納の実施率が13.2%と、30代(22.8%)と比べるとより低くなりました。若い方の間では、結納の省略が"あたりまえ"になりつつあるのかもしれません。
結納で行った(または、行う予定の)催し[単一回答形式]
- *対象:既婚者
さらに、ウェディングパーティー(結婚式2次会)とハネムーン(新婚旅行)は行ったか(または、行う予定か)聞いたところ、ウェディングパーティーを「行った/行う予定」は38.2%、ハネムーンを「行った/行う予定」は58.4%でした。
ウェディングパーティー(結婚式2次会)とハネムーン(新婚旅行)は行ったか(または、行う予定か)[各単一回答形式]
- *対象:既婚者
では、これらの結婚関連の催しは、未婚者の"希望"と既婚者の"実態"でどの程度ギャップがあるものなのでしょうか。結婚関連の催しについて、結婚願望がある未婚者(500名)には、「行いたいと思うこと」として質問を行い、未婚者の希望率(行いたいと思う割合)と既婚者の実施率(行った、または、行う予定の割合)とで、比較を行いました。
希望率より実施率が高くなった催しに注目すると、「披露宴」の希望率は34.2%、対して実施率は50.8%となり、実施率が15ポイント以上高くなりました。一方で、希望率が実施率より高くなった催しに注目すると、「ハネムーン(新婚旅行)」の希望率は88.2%、対して実施率は58.4%となり、希望率がおよそ30ポイント高くなりました。"披露宴は挙げない/挙げられなくても、ハネムーンには行きたい"と考えていても、希望が叶わないことも多そうです。想定外の出費でハネムーンに行けなかった、とならないように、日々の貯蓄をしておくことが大事なのかもしれません。
結婚関連の催しの希望率(行いたいと思う割合)と実施率(行った、または、行う予定の割合)
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